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フコイダンとは~発見から現在に至るまで~

フコイダンフコイダンは今から約100年前の1913年に、スウェーデンのウプサラ大学のキリン教授によってコンブやヒバマタから初めて見出された物質で、海藻に含まれるネバネバ成分の一つである。フコイダンは、アルギン酸カラギーナン、寒天といったものと同じように海藻特有の多糖類であるが、世界に約12,000種ある海藻の中でも、褐藻類(約1500種)にのみ含まれる多糖類である。
フコイダンは食品分類額上では炭水化物に分類され、その中でも多糖類に属する成分である。
一般的に使用されるフコイダンという名称は、同一構造の物質につけられた物資名称ではなく、主成分がフコースである多糖類の総称を指しており、他にガラクトースマンノースキシロースウロン酸などの成分も含まれている。フコイダンの定義が広義的な理由などもあり、フコイダンと現在言われている物質は、海藻由来により成分組成・構造が異なり、多種多様である。またフコイダンは多糖類に分類されているので高分子の物質(高分子は一般的に分子量1万以上のものを指す。)であり、共通した成分性質として、フコースが主成分である事、硫酸基やウロン酸が結合している。以上の事から弊社はフコイダンの定義として、「フコースを主成分の構成糖とし、一部にウロン酸や硫酸基が結合した、他の糖をほとんど含まない分子量1万以上の多糖類をフコイダン」と定義し、それ以外はフコイダン様類似物質として捉えている。

フコイダンを含む褐藻類の含有量に関して下記のような文献報告があり、海藻によってフコイダン含量は異なっている。文献報告からみるとオキナワモズクやモズクの含量が最も高く、コンブ(ガゴメ・マコンブ)の約6倍~17倍、メカブの約3倍、ヒバマタ(フーカス・アスコフィラム)2倍~3.5倍の量になっている。(表1 参照)

表1 海藻のフコイダン含有量(海藻フコイダンの科学 山田信夫著 成山堂より抜粋)
海藻 フコイダン含有量(/kg 乾燥重量)
ガゴメコンブ 40g
マコンブ 15g
メカブ(ワカメ) 80g
フーカス(ヒバマタ) 70g
アスコファイラム(ヒバマタ) 110g
オキナワモズク 250g